MUD 「Make U Dirty」の感想

どうも。まだまだ暑い。私的に暑いの嫌いなんだよなあ…

 

こんだけクソ暑いと、熱で部屋のレコードが反ったりしてね。でも冬は冬で湿気でジャケが湿ってふにゃふにゃになるし…

 

はい。ということで、つい先日Kandytownのメンバー、MUDの初のソロである「Make U Dirty」がリリースされまして。おめでとうございます🎊🎉🎉🎉

 

今聴きながらこの記事書いてるんだけどもう最高で。ラップがまあ上手い。

 

そして、同じくKandyのメンバーであるNeetzが全曲Prodしているという事で、彼のビートも素晴らしい。ここまで引き出しが多いビートメイカーとは知りませんでした。

 

また、MixがIllicit Tsuboiさんという事で、音が凄く良いんだよこれが。

 

という事でみんなにも知ってもらいたく珍しくレビューというか、感想を書こうと思います。

 

  • 1曲目「Intro」

まあ名前の通りイントロなんだけど、ここでこのアルバムの全体的なコンセプトが示されてる。カセットテープを入れる音から始まり、G-Funkライクなシンセが頭から炸裂。MUDの「Realなプレイヤー 真実を切り出す」ってラインが好きですね。

 

  • 2曲目「Dallaz」

出だしのシンセとスネアの音で、90sのWest Cost好きは「おっ」と反応すること間違いなし。

 

  • 3曲目「No Stucks」

MUD “No Stucks” (Official Video) - YouTube

先行配信されたこの曲。これ聴いてピンと来たらアルバムを買って損は無いであろう。

日本語と英語を混ぜてラップするMUDのスタイルがギュッと詰め込まれたような曲。MUDみたいなスタイルのラッパーはこういうビートが似合うね。

 

  • 4曲目「Chevy」

Dubっぽいビートに載せてラップするMUD。

音のハメ方がKandyの他のメンバーと比べても上手いのがわかる1曲。

 

5曲目「The Baddest」

遅めなビートだが、音に言葉をはめるのが本当に上手い。特に2バース目の「誰かの Talkin' Shit なんてもう シカトで Smokin' Shit」って部分のハメ方が最高。聴いてるとついつい口に出して言いたくなっちゃう。

 

  • 6曲目「Make U Dirty」

MUD “Make U Dirty” (Official Video) - YouTube

 

こちらもNo Stucks同様先行配信された曲。

 

"M"ake "U" "D"irtyって事ですよ。

 

  • 7曲目「A Lady」

MUDがAuto-Tune使ってメロウに歌いあげてます。そしてFeatでYoung Jujuが。ライブで盛り上がりそうな一曲。

 

  • 8曲目「A Gentle」

こちらはIOが参加。こうやって聴くとIOは声量が無い、というよりも通らない声で聴き取りにくいなと思ってしまう…リリックは情景が浮かんでくる素晴らしいモノですが。

 

  • 9曲目「Struggle Dayz」

「ビルのポスター 写るスター Like IO」っていうラインで、Kandyのメンバーがお互いをリスペクトし合ってるんだなあと。

 

  • 10曲目「South Side」

ゆっくり目なビートにこれまた上手くラップするMUD。

 

  • 11曲目「Fly With Mi(Interlude)」

ぶっちゃけ、(個人的には)このアルバムで1、2を争うくらいカッコいいビートなのに、それを1分半程度のインタールードに使うという贅沢さ。MUDの低い声もセクシー。

 

  • 12曲目「Chasing Summer」

Gottzが参加。2人とも聴いてて気持ちいいラップしてて最高。

 

  • 13曲目「One Love」

珍しくリリックの殆どが日本語の曲。Kandyの事をラップしてます。正直、MUDは日本語が多い方がカッコいいと思うけどな…

 

 

という事で、一通り感想書きました。

 

全体通して聴くと、MUDのスキルの高さが伺えます。

 

まず、声が凄く通る声であるという事。FeatにはYoung Juju、IO、Gottzが参加しているわけですが、聞き取りやすさではMUDとYoung Jujuがぶっちぎりですね。

 

そして何より、MUDはフロウが大変に素晴らしいと思います。言葉を音にして、ビートと同化させれるラッパーは多くはないかと。(日本人でね。)

 

ただ、2ndが出るとすれば、もう少し日本語で固めてもいいかなという気もします。ですが、デビューでこれだけのクオリティですから、今後も期待してしまいますね。

 

という事で、みんな買おうね。リンク、貼っとくから。

 

 

Make U Dirty

Make U Dirty

 

 

 

 

たにすけお気に入りChop and Flip 第一回 Nottz 「Girl You Know」

※この記事は2016年2月4日に他ブログに書いたものに加筆・修正を加えたものです。

 

どうも。お久しぶりです。

なんとなく、片手間ではあるもののブログでも書こうかなと思い立ったので、書きたいと思います。
と言っても僕は三日坊主なので、長続きしないんですが...


というわけで、今回から自分の好きなHIPHOPの曲の中から、特にチョップ&フリップがカッコいいな~と思うものをどんどんご紹介していきます。

 

 

そして、記念すべき第一回目にご紹介するProducerは....



Nottzです。いや、一回目なのになんでNottzやねん!!もっといい感じの人おるやろ!!(Nottzに失礼)と思うかもしれませんが、関係ありません。僕はインスタで毎日のように鍵垢でビートを(しかも一日少なくても3つ以上は)Upし、デスクトップ周りに子供と写ってる写真を飾ってるNottzが好きなのです。


さあ、このNottzなんですが、今までの経緯を簡単にコピペしますと、

ヴァージニア出身のビートメイカー/プロデューサー。2000年代半ばに頭角を現し、メインストリームを席巻するバスタ・ライムス(Busta Rhymes)から、アンダーグラウンドでM.O.P.、ロイス・ダ・ファイブ・ナイン(Royce Da 5’9″)などの楽曲を手がけて話題となる。

ということです。まあ知ってる人は飛ばして下さい。

で、今日ご紹介する楽曲なんですが、「Girl You Know」という曲です。これの元ネタの曲をとりあえず聞いて頂きましょう。

Lenny Williams - Cause I Love You

 

Lenny Williamsと言えば、元Tower Of PowerのVo.です。この曲も名曲ですね。

(一応言っておくと、これはLIVE音源ですが、Nottzが使ってるのはレコードの音源です。絵的に静止画だけだと寂しいかなと思ったのでLIVEをチョイスしました...)


で、この曲を有名にしたのは

 

 
はい。こちらは超がつくほど有名、Kanye Westが早口ラッパーのTwistaプロデュースした曲ですね。
 
Kanye、結局新作のタイトルどうなるんですかね。Wavesと言えば僕は真っ先にDillaのあの曲が思い浮かぶわけなんですが...


まあそんなことは置いといて、これもなかなかカッコいいと思います。

ですが!!!!!!!
NottzがCause I Love Youに施したチョップ&フリップを是非聴いて頂きたい!!

 
僕は断然こっちを推しますね。こちらはNottzがScarfaceにプロデュースした一曲です。
 
Instも置いときます。
 
Nottzは、曲のどこをどう切り取ればいいのかわかってるんでしょうね。きっと脳内にシーケンサーがあるんでしょう。
 
ただこれ、HIPHOPを良く聴いたり、サンプリングして曲を作る人からすれば、チョーーーーカッコイイ!!ってなると思うのですが、普通の人が聴くと、声の高い黒人が「ハァーーーーーベイベ」って言ったり、「アアッーーー」って言ったり、「ガーリューノー(Girl You Know)」って言ったりするだけなんで、何がどう凄くて
カッコいいのかが伝わらないところが、非常に残念なのですが...それはもうショウガナイデスネ...
 
いやあ、こうやって同じ曲を使っているはずなのに、プロデューサーが違うと、全く違う曲として仕上がってしまうわけです。これがサンプリングの面白いところだと僕は思います。
 
Cause I Love Youという曲を※ダメにしたのは、KanyeじゃなくNottzだと思いますね。
 
(Producerがカッコよくサンプリングしすぎたときに、「曲をダメにした」っていう表現を僕は勝手にします。要するに、NottzのようにCause I Love Youをカッコ良く仕上げすぎたため、「これ以上のチョップはできない~>_<」となり、誰もその曲が使えなくなり、ダメになる、という意味で使っております。勿論いい意味で。)
 
HIPHOP好きな方も僕のこの拙いゴミみたいな記事をご覧になってると思いますが、そういう方は多分Nottzのほうが好きだ!!と言ってくれると思います。というか言いましょう。Nottzサイコー。
 
はい。大体こんな感じで毎回適当にダラダラ書いていけたらなと思います。学生が暇つぶしで書いたものなので、あまり質は求めないでくださいね。
 
ではまた次回があればお逢いしましょう。